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あさひ学園便り

補習授業校に通う子どもたちは「グローバル人材の原石」

発行:
第452号    2024年4月6日
著者:
あさひ学園校長 西 克夫

 世界中にある在外教育施設の目標に「グローバル人材の育成」が掲げられています。では、グローバル人材ってどんな人なのでしょうか?


 総務省のグローバル人材の定義は、「日本人としてのアイデンティティや日本の文化に対する深い理解を前提として、豊かな語学力・コミュニケーション能力、主体性・積極性、異文化理解の精神等を身に付けて様々な分野で活躍できる人材」となっています。私なりに解釈して、もう少し詳しく述べるなら、

 

・外国や日本の文化・伝統を理解しようとする姿勢を持ち、

 

・世界中の人とコミュニケーションを図ることができる語学力

 

・相手の話をよく聞き、意図を的確にくみ取ったり、自分の考えをわかりやすく正確に伝えたりするコミュニケーション能力・自ら考えて、行動できる主体性や周囲の変化や新しい情報にアンテナを張りめぐらせて、有益な情報を吸収しようとする積極性、

 

 そして、上記を総合し、異文化への関心が高く、好奇心が旺盛であることなどが、グローバル人材に求められる要素ではないかと思います。


 また、これ以外にも、急なトラブルや変化に対して、その問題を解決していく柔軟性や失敗を恐れずに挑戦する気持ち、あらゆる課題や困難を乗り越えて、最後までやり遂げる責任感などが求められるのではないでしょうか。


 これからの地球的課題を解決していくのには「多面的視点」が必要とされる時代になります。「多面的視点」を身につけることは容易なことではありません。しかし、現地校で英語を使ってアメリカの教育を受け、補習校で日本語を使って日本の教育を受けるような環境で、二面的視点を身につけることができる本校の児童・生徒は、グローバル人材育成の最先端にいるということを念頭に、今後の日本や世界を変えていく「原石」であると思います。

 

 本校の児童・生徒が、やがて地球的課題を解決していけるグローバルな人材に、育っていくことを願っています。

 

 今年度もよろしくお願いします。

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