あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

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あさひ学園便り

新しい生活を送る中で

発行:
第442号    2023年5月6日
著者:
あさひ学園校長 西 克夫

 令和5年度が始まって、早いもので1か月以上が経過し、今週から5月が始まりました。昨年の今頃はコロナの影響があり、すべての生徒が学校に登校して授業を行うことはできませんでしたが、少しずつ子どもたちの声が学校に戻り、後半からは通常に近い形の学校生活を送ることができました。そのためには、多くの方たちがいろいろなアイデアを出してくれたことと思います。

 

 今年度は、コロナの規制がほとんどなくなり、3年前のように通常の形での学校生活が始まりました。しかし、コロナ禍を経験した私たちは、その時の通常という認識と少し違うのではないでしょうか。以前は経験していなかったリモートによる授業など、その場にいなくても先生の話を聞くことができるという便利さを知りました。同時に、直接対面を通して触れ合うことの意義を改めて感じました。ぜひ、子どもたちには、常によりよいものを求める向上心、当たり前だと思っていたことへの感謝の気持ちを持って、前向きに取り組んでいく姿勢を身に付けてほしいと願います。

 

 さて、お子さんは新しい学年、新しい学級での学校生活はうまくいっていますか? 今、それぞれが新たなことに取り組んでいる最中で、環境が変わり慣れないことがあるか思います。(私自身がまさにその通り)もし、うまく軌道に乗れていない部分があるとするならば、自分自身や友だちと力を合わせて課題等を克服し、協力して乗り越えてほしいです。新しい生活に取り組むことは、これまでの自分を変えるいいチャンスであり、自分の良さを発見、確認する機会でもあります。ぜひ、そのチャンスを生かして、自信につなげるように期待します。

 

 私も先月この地に赴任して、約一か月が経過しました。慣れない生活や言葉の壁など、公私ともに悪戦苦闘の日々を送っています。しかし、土曜日に各校を訪問し、子どもたちが真剣に学ぶ姿を見ることで、心が癒され励まされています。海外にある補習授業校を参観するのは初めてでしたが、子どもの学ぶ姿は3月まで勤務していた日本国内の学校と同じです。週に一度しか子どもたちと触れ合うことができませんが、できる限り各教室を回って授業を参観しようと思います。
 

 また、補習授業校に欠かせないのが保護者の皆様の協力ということを実感しました。キャンパススタッフの皆さんの安全面での支援への感謝、学習指導、学校行事を進めていく上で、学校と保護者がタッグを組んで子どもたちのために協力していく必要性などを強く感じた次第です。


 引き続き、学校に対するご支援・ご協力をお願いします。

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