皆様 新年明けましておめでとうございます。私にとってロサンゼルスの冬は３度目になります。今年は今までで一番寒い冬のように感じます。COVID19 に加え，インフルエンザも流行していると聞きます。今後も子どもたちの健康に気をつけながら今年度のまとめをしていきたいと思っています。皆様とともに子どもたちの学びの道を築いてまいりたいと思っております。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

中学１年生の国語の教科書の第１ページを開くとこんな詩が掲載されています。

朝のリレー

谷川俊太郎  作

カムチャッカの若者が　きりんの夢を見ているとき

メキシコの娘は　朝もやの中でバスを待っている

ニューヨークの少女が　ほほえみながら寝がえりをうつとき

ローマの少年は　柱頭を染めるあさひにウインクする

この地球では　いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ

経度から経度へと

そうしていわば交替で地球を守る

眠る前のひととき耳をすますと

どこか遠くで目覚まし時計のベルが鳴ってる

それはあなたの送った朝を

誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

　この詩を読んだとき，私のこころが動きました。見開きのページの詩がこのようにあさひ学園の子どもたちの姿を表しているからです。地球上の子どもたちがそれぞれの一日をバトンパスしていると思うと，あさひ学園の子どもたちもそのリレーに参加しています。子どもたちは，学びの道を歩いています。アメリカ現地校の道に加えて，あさひ学園での学びの道です。地球上の子どもたちが未来の地球を担う大きな役割をもってがんばっているのです。新しい年にあたって，学校と家庭が連携して子どもたちの笑顔の学びを支えていきたいと強く思いました。

どうぞよろしくお願いします

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