11月7日は、二十四節気の立冬にあたります。季節は冬になりました。子どもたちは、オンラインでのライブ授業にも慣れ、それぞれのクラスでの授業の形ができつつあるように思います。保護者の皆様には、授業が受けられるように機器等の準備をしていただいたり、落ち着いて学習ができるような環境を整えていただいたりしておりますことに感謝申し上げます。これからも学年や年齢、パソコン等の経験に応じて保護者の皆様に子どもたちの支えが必要ですので、よろしくお願いいたします。
さて、今年度から小学校で新しい学習指導要領により学習が始まっていることは、ご存じのことと思います。「開かれた教育課程の実現を目指す。主体的・対話的・深い学びにつながる授業を行う。生きる力を伸ばす。」等の概要が示されています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm (文科省のホームページから)
今回は、具体的な学習内容をもとに新学習指導要領についてお知らせしたいと思います。新学習指導要領により小学校で学ぶ漢字が変わりました。学年別漢字配当が30年ぶりに変更されています。標題にあるように今まで小学校で学習する漢字は全部で1006文字でしたが今年度からは1026字となりました。
1.増えた漢字とは何でしょう。中学校から小学校におりてきた漢字20字
栃 茨 埼 梨 潟 岡 岐 阜 井 滋
奈 阪 香 媛 佐 崎 熊 鹿 沖 縄
これらの漢字を見てお分かりいただけるようにすべて都道府県にかかわる漢字です。今回の学習指導要領では、小学校で全ての都道府県の漢字が読めて書くことができるようにすることが分かります。
2.各学年で覚える漢字は何個でしょう。
小1 80 小2 160 小3 200
小4 202(+2) 小5 193(+8) 小6 191(+10)
変更した学年は、4,5,6年です。1,2,3年に変更はありません。
3.では、新しい漢字20個は何年生で習うのでしょうか。
全て4年生で学習します。4年生で都道府県名の漢字を習います。5,6年生で増えた漢字は今まで4年生で習っていた漢字がおりてきたものなのです。
ここから、4年生での社会科で都道府県の学習を大切にしようとしていることが分かります。ただ、漢字を覚えるものとしてではなく、各都道府県の特徴や様子も含めて日本の姿を学ぶことの重要性も示しているように思います。子どもたちに漢字を通して、日本を学んでほしいと思います。