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あさひ学園便り

あさひ学園創立50周年にちなんで

発行:
第403号    2019年10月7日
著者:
あさひ学園校長 小川 雅弘

 いよいよ2週間後には,サンゲーブル校で創立50周年記念大運動会が開催されます。創立50周年ということで,過去の資料等を見る機会が多くなりました。

 

 創立10周年の記念誌を見ると当時の借用校は1校で,バージル・ジュニア・ハイスクールを借りて,授業を行っていました。小1から高3までの学年で,当時小学部1年は7組まであるなど,在籍数1000人を超えるかなりのマンモス校であったことが分かります。10周年にも大運動会は実施されていたようですが,1校だけの運動会ですから,普段行っている運動会とほぼ同じようです。赤白に分かれた対抗戦,かつ開会式から閉会式まで29もの演目が記載されていました。徒競走,綱引きなど定番的なものはもちろん,日本ではほとんど行われていない鈴割りや騎馬戦なども行われました。時代を感じる競技ですね。

 

 また,創立10周年では,本校の校歌が作成されています。今,入学式や卒業式などで歌われている校歌はこのときに作成されたものなのです。作詞・作曲は,浜田篤子さんと浜田郁子さんによるもので,その補作・編曲を日本で著名な作曲家である中田喜直によってなされています。中田さんは,童謡「ちいさい秋みつけた」「めだかの学校」などを作曲,合唱曲や器楽曲なども多数作曲されています。本校事務局には校歌の歌詞や楽譜が手書きで書かれた「中田喜直 YOSHINAO NAKATA」の銘の入った五線紙(生楽譜?)がパネルにして飾られています。音楽に造詣の深い方はきっと興味を持たれるのではなかと思っています。事務局に来られたら是非見てください。

 

 創立25周年にも大運動会が開かれました。当時の運動会に参加された皆さんからの情報をまとめると,Cal Poly Pomona のグランドを借りて行ったこと,午前中は運動会,午後は文化祭・弁論大会が行われたこと,当時は6校の借用校があり,3000人規模の児童生徒の在籍数があったことなどが分かっています。3000人が一堂に会する運動会はさぞかし壮観であったろうと思います。保護者を含めれば6000人を超える人数が集まったと考えられます。準備等も今以上に大変だったのだろうなと想像できます。

 

このように,創立○周年記念という年には,園児児童生徒が一堂に会し,運動会を実施し,皆でお祝いをするというスタイルが,本校の定番となっているようです。今年,創立50周年も,サンゲーブル校に4校の皆が集まって,同じ学校に通う者としての一体感や協調性を高め,大いに盛り上がりましょう。

 

 最後に,今まで創立50周年記念プロジェクトに御協力いただいた全ての皆様に感謝いたします。2017年から創立50周年記念プロジェクトが立ち上がり,どのような記念行事ができるか,そのためにはどのような準備をしたらよいか,時間をかけて話し合われてきたと聞いています。大運動会が近くなり,それこそ毎週事務局にお集まりいただき,最後の詰めをしてまいりました。委員の皆様,本当にありがとうございました。また,保護者の皆様,企業の皆様,父母の会役員の皆様,理事会の皆様にも,大変御協力をいただきました。ファンドレージング等も大成功でした。皆様の御協力があって初めて成り立つ創立50周年記念行事です。10月19日,大運動会当日も是非よろしくお願いいたします。

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