あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

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あさひ学園便り

あさひ学園で学んだことを将来に活かすために2

発行:
第393号    2018年11月3日
著者:
あさひ学園校長 小川 雅弘

 9月22日(土)からサンタモニカ校を皮切りに高等部募集説明会が始まりました。当説明会では本学園の高等部卒業生に,高等部で過ごした経験等をお話ししていただいています。サンタモニカ校とトーランス校の説明会では昨年トーランス校を卒業した加藤奈菜さんに,サンゲーブル校とオレンジ校では昨年オレンジ校を卒業した中島和基さんにお願いしています。お二人とも幼稚部から高等部まで12 年間あさひ学園で学んだ方たちです。私は9月29日(土)のサンゲーブル校での説明会に参加することができましたので,そのときに中島さんとその保護者の方から伺ったことを紹介したいと思います。

 

 中島さんは,現在,ミッション・ヴィスタ・ハイスクールの4年生に在籍しており,大学進学準備のため一生懸命勉強しているとのことでした。彼は本校の高等部の良さとして三つの点を挙げていました。一つ目は,小中学部に比べ宿題の負担が少なく,授業の中で生徒が自主的・活動的であること,二つ目は大学入学前にバイリンガルとして認定される可能性があり大学進学に有利となること,三つ目は将来も何かあるたびに協力できる友と出会えたことであると話してくれました。これらの話はとても具体的で魅力的で,私が中学部の生徒なら高等部に是非進みたいなと思うほどでした。

 

 その話を聞いて私が感心したのは,彼が現地校の勉強はもちろんあさひ学園の学習も決しておろそかにせず日本語習得がしっかりできたことを自覚していること,そしてそこで得た友だちが今後も自分たちを互いに支え合う存在であることを認知していることでした。つまり,自分の持つ長所や強みをきちんとわかった上で自分の将来を見据えて努力していることが,言葉の端々から伝わってきたのです。本当にすばらしい人だなと感じました。

 

 保護者の方のお話は,徒然草に出てくる「仁和寺の法師」の話になぞらえたものでした。この話は徒然草の中ではかなり有名なものです。内容は,「仁和寺の僧が,年をとるまで石清水八幡宮をお参りしたことがないことを情けなく思い,ある時思い立ち,一人でお参りに行った。そして麓にある極楽寺と高良神社をお参りし,八幡宮へのお参りはこれで済んだと思い込み,山上にある石清水八幡宮にはお参りをせず,帰路の途についた。」というものです。この話に例えて,高等部という高い目標があるのに,そこに進まないことはもったいないことだというお話をしていただきました。保護者の方のお話もとてもわかりやすく,とても参考になるものでした。

 

 以前にも触れたと思いますが,英語と日本語の両方で学習できることは,とても有利なことだと考えています。単に英語と日本語が話せるということだけでなく,二つの言語圏の文化,考え方などに触れることで,多様な価値観があることに気づくことができるからです。本校の多くの卒業生の方がグローバル人材として世界各地で活躍されていると聞いていますが,それも納得できる話だと思います。児童生徒の皆さん,現地校の勉強もあり大変ですが,本校の学習もおろそかにせず,卒業生の皆さんのように長所や強みを増やしていきましょう。

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