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あさひ学園便り

困難(コロナ禍)を乗り越えて

発行:
第418号    2021年3月6日
著者:
あさひ学園校長 平居 繁和

  2020年度はCOVID19感染防止のために休校でのスタートとなりました。私たちが今まで経験したことのない長期休校となり、インターネットを利用した授業を始めることになりました。5月からオンデマンドビデオ授業を始め、6月からはオンラインライブ授業、9月からは、オンラインライブ授業1単位時間は30分ながらほぼ開校時に近い一日日程の授業を行うことができるようになりました。

 

 何もかも初めての状況の中、ここまでできるようになりましたのも子どもたちや保護者の皆様、教職員、理事関係者の皆様のあさひ学園の教育への想いの大きさのおかげであると思っております。年度の終わりにあたり感謝申し上げます。

 

 本校の目的は、「日本に帰国予定または将来日本で生活する可能性のある子どもが、日本の教育や生活環境に円滑に適応できるよう、日本の学校における学習および生活様式を学ぶ機会を与えるとともに、国際社会に貢献できる子どもを育成することを目的とする。」です。アメリカで学んだ経験を日本で生かすことのできる「生きる力」を育成することが求められています。この目的を達成するためには、家庭と学校との共通理解と継続実践を欠かすことができません。できる限り情報の交流ができますよう今後も取り組んでいきたいと考えております。

 

 今も困難(コロナ禍)の中です。しかし、皆様の協力を得て、子どもたちの学びの次の一歩を作り出していただいています。きっとこの困難を乗り切れます。笑顔で会えるために今後とも皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。

 

中学校学習指導要領について(2月号の続き)

今回は、教科で大切にしていくこと、国語と数学についての変更についてお知らせします。

 

<国語>

社会生活に対応できる国語力を身につけることを重点にしています。次のような目標が学習指導要領に記載されています。

⑴ 社会生活に必要な国語について,その特質を理解し適切に使うことができるようにする。

⑵ 社会生活における人との関わりの中で伝え合う力を高め,思考力や想像力を養う。

学校は子どもたちにとって社会生活にあたります。自分の考えをもち、伝える学習が大切になります。

 

<数学>

課題を解決するために数学的な見方・考え方を働かせ、利用することのできる力を重点にしています。学習指導要領の目標に次のように記載されています。

⑴ 数量や図形などについて,事象を数学化したり,数学的に解釈したり,数学的に表現・処理したりする技能を身に付けるようにする。

⑵ 数学を活用して事象を論理的に考察する力,数量や図形などの性質を見いだし統合的・発展的に考察する力,数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表現する力を養う。

 

このように計算して答えを求める学習ではなく、数学的な見方や考え方を活用して表現する力を養うことが大切になります。

 

  次にあさひ学園中学部での使用教材等の具体的な変更についてお知らせします。

  〇中学校の新学習指導要領の完全実施にあたり、教科書が新しくなります。

    国語 光村  数学 啓林館  社会 地理:帝国書院 歴史公民:東書  理科 啓林館

  〇これに伴い、教材を見直します。詳しいことは後日お知らせします。

  〇学習確認テスト 観点別の評価を実施するために4教科すべて日本の教材テストを使用します。

  〇実力テスト 年1回 国語と数学の「標準学力テスト」を実施します。

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