あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

保護者ページ facebook Twitter

卒業生・同窓生便り

第二十二回 藤田純 さん

pic-alumni22

卒業生・同窓生便りの第22回は、PBSJ建築設計事務所の藤田純さんからです。あさひ学園には小学1年生から高校2年生まで11年間通われました。藤田さんにとって、あさひは毎週行われた漢字や計算のテストでは頑張りの場所であると同時に、米国の学校にはない運動会等は友達との楽しみの場所であったようです。大学はUCバークレーで建築学を専攻し、さらに専門性を深めるべくコロンビア大学の大学院へ進み、修士号を取得しました。大学院卒業後、サンタモニカのJerde Partnership設計事務所に就職、プロジェクトとしては、東京の汐留にある電通本社ビルの設計に関与しました。日本の顧客との仕事ではバイリンガルであったり、異文化コミュニケーション能力を持っていることが、大きなプラスになっています。また、世界の色々な場所で、あさひの卒業生や同窓生との楽しい出会いも経験もされています。在校生の皆さんへは、バイリンガルやバイカルチュラルであることが、今後グローバル化が一層進む社会では絶対に役立つものであり、あさひでしっかりと勉強して欲しいことを伝えてきています。

日本語と将来の夢

あさひ学園を離れてから、もう何年になるでしょうか。随分と昔のことのような思いがします。

私は、バージル校から出発して、高校二年まで、あさひのお世話になりました。一番に思い出すことは、やはり、なんと言っても友達のことです。ずーっとアメリカに住んでいる人達とは、今も年に一度か二度会って話すことがありますし、結婚式によばれたり、ベイビーシャワーにいったりもしています。日本からきていた友達とは、いつの間にか連絡もなくなってしまいましたが、一緒に勉強していた頃は、週末など、お互いの家に行ったり来たりしてよく遊んだので、自然に日本のことをいろいろと覚え、身につけることができたのだと思います。

あさひでは、毎週「漢字テスト」や「計算のテスト」がありましたが、誰しも100点をとりたいので、毎週がんばったことを今も忘れることができません。運動会の騎馬戦で、上に乗って戦ったことや、お弁当の時に、皆とワイワイしゃべりながら、過ごしたことは、アメリカの学校では、経験しないことなので、本当に楽しく、良い思い出になっています。

私は、今建築家として仕事をしていますが、建築をやってみようと思ったのは、UCバークレー校の二年生になったころからでした。それから、卒業するまで、建築学科は、ものすごく忙しいところでした。徹夜もしょっちゅうで、アトリエに泊まりこんで、課題に取り組みました。その後、もっと勉強したいと思い、コロンビア大学の建築のマスターコースに進みました。そこで、三年間を過ごし、新しい感覚を身につけ卒業しました。

現在は、ロスアンゼルスにあるPBSJと言う新しく出来た建築設計事務所で、働いています。アラブ首長国、ドバイでのテーマパークのプロジェクトに取り組んでいます。将来は、日本のプロジェクトも手掛けられる機会があればいいなと考えています。今までには、東京の汐留にある電通のヘッドクゥォータービルやその他の作品の設計建設に加わったこともあります。そんな時、アメリカ人と一緒に日本に行く訳ですが、ミーティングの席などで、私が日本語を理解し、話すことが自由に出来るので、ミーティングをスムースにすすめ、コミュニケーションをうまくとることが出来ました。このことは、毎週土曜日にあさひに通ったり、また、両親やあさひの友達のお蔭と思って、有難いことだと感謝しています。

話は変わりますが、最近、世界の思わぬところで、あさひの卒業生に会うことが時々あります。数ヶ月前も、コロンビアで一緒だった日本人の友達が、ポルトガルで働いているので、そこを訪ねた時のことです。その友達のご主人も日本人ですが、聞いてみると、あさひの卒業生だということでした。勿論、ニューヨークでも、何人かのあさひ出身者がおられました。多くのあさひ卒業生が、世界に向かって羽ばたき、活躍を始めています。このような仲間が、これからどんどん多くなっていくかと思うと、なんだかワクワクしてきます。

あさひの在校生の皆さんにも、将来どのような国際的な仕事が待っているか知れません。それは、いつやってくるか誰にも分からないことなのです。今や、世界は、情報の時代ですから、そのチャンスは誰にでもあると言っていいのではないでしょうか。そんな時、日本語を理解し、自由に話せることは、大いに役に立つと思います。どうぞ皆さんの将来の夢をふくらませるために、日本語をしっかりと身につけてくださるよう願っています。 同時に、またとないアメリカでの補習授業校の経験をじゅうぶん楽しまれるように願っています。

卒業生・同窓生便り一覧へ

PAGETOP