あさひ学園便り
5月教育活動アンケートの結果と今後の取り組みについて
- 発行:
- 第476号 2026年6月6日
- 著者:
- あさひ学園校長 桑原 嘉明

保護者の皆様におかれましては、5月の教育活動アンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。皆様からお寄せいただいた貴重なご意見・ご感想をもとに、現状の分析と今後の改善点、そしてご家庭へのお願いについてお伝えいたします。
1.現状の分析と傾向(アンケート結果より)
アンケート結果から、本校の児童・生徒の学校生活における前向きな姿勢と今後の課題が見えてまいりました。
①「聞く姿勢」の定着:
「教員や友達の話をよく聞いていた」という回答が94%に上り、授業中にしっかりと話を聞く態度が育っている児童・生徒が多いことがわかりました。
②「アウトプット」の強化が今後の課題:
一方で、「自分の思いや考えを発表したりノートに書いたりしていたか」という点については、「あまりあてはまらない」という回答が一定数見られ、インプットに対してアウトプットがやや苦手な傾向が伺えます。
③児童生徒主体の授業への転換:
上記の課題を受け、現在、教職員の研修テーマを「児童生徒主体の授業づくり」とし、教員が一方的に話す授業から、ペアやグループ活動を通じて意見を活発に交流させる授業への転換を図っているところです。
④気持ちの良い挨拶と楽しく通える学校:
校内での挨拶について高い評価をいただいており、保護者の皆様の爽やかな挨拶が良い手本となっています。また、多くのお子様が学校に楽しく通えており、平日現地校で学びながら土曜日も頑張る子どもたちにとって、通う意味を見出せる学園生活になるよう努めてまいります。
2.保護者の皆様からのご要望に対する返答と改善策
自由記述にてお寄せいただいたご意見やご要望につきまして、学校として以下の通り対応・改善を進めてまいります。
①宿題・副教材について:
「今年から副教材(宿題)が少なくなり不安である」というお声や、「日本語教育が詰め込みにならないようにしてほしい」といった様々なご意見をいただきました。小学部の副教材の削減については賛否両論ございましたが、今後は「量よりも質」を重視して宿題を出すように工夫してまいります。
②授業進行と参加機会の均等化について:
「クラスでの発表が積極的な子に偏る傾向がある」「プリントが行き渡っていない生徒がいた」といったご指摘を受けました。教員間で共有し、順番に当てたり小さな役割を与えたりするなどして、全員が授業に参加する機会を持てるよう改善いたします。
③板書とノート指導について:
先生の板書やノート指導についてお褒めの言葉をいただく一方で、「ノートに書き写す時間を宿題にしてはどうか」「教科書を読む時間を工夫してほしい」などのご提案もいただきました。限られた授業時間の中で、効果的な板書の活用や声かけを増やし、活気ある授業を目指します。
④教室環境・設備について:
「黒板が小さく見えにくい」「プロジェクターの映像が見えにくい・使いづらそう」「ホワイトボードのペンが薄い」といった設備面でのご指摘をいただきました。借用校舎であるため教室環境に制限はございますが、ペンの支給や配置の工夫などを行い、全員が聞きやすく見やすい授業環境を模索していきます。
3.ご家庭へのお願い
限られた時間の中での日本語教育をより充実したものにするため、ご家庭での継続的なサポートをお願い申し上げます。
①表現力(アウトプット)を高めるサポート:
学校でも発表や書く活動を増やしてまいりますが、ご家庭におかれましても、読書や音読を通して様々な表現に触れ、自分の思いを日本語で表現する幅を広げるサポートをお願いいたします。
②授業の振り返りと励まし:
「行きたがらなくて困っている」というお悩みも寄せられております。土曜日の通学は子どもたちにとって大変な努力を要します。一週間に一度の貴重な授業を大切にするためにも、その日の授業内容をお子様と一緒に振り返り、前向きな行動変容や学習意欲を引き出すようなお声がけをお願いいたします。
③挨拶の輪を広げるご協力:
登校時の保護者の皆様の挨拶は素晴らしい手本となっております。大人が率先して手本となり、さらに気持ちの良い挨拶が飛び交う校内となるよう、引き続きご協力をお願いいたします。
今後とも、教職員一同、子どもたちに寄り添った指導に努めてまいります。引き続きのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。