あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

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あさひ学園便り

「音読」「朗読」「黙読」 

発行:
第370号    2016年10月1日
著者:
あさひ学園校長 大内 富夫

 「音読」と「朗読」の違いとは何でしょうか。以前に文科省より示された旧学習指導要領には,次のように記述されています。

 

 〇「音読」は,正確・明晰・流ちょう(正しく・はっきり・すらすら)を目標とする。

 〇「朗読」は,正確・明晰・流ちょう,に以下を加える。

    ア:作品の価値を音声で表現すること

    イ:作品の特性を音声で表現すること(読者の受け止めた作者の意図・作品の意味・

            場面の雰囲気・登場人物の性格や心情を)      

 

 さて,お子さんがご家庭で教科書あるいは本を読むときは,どのように読んでいるでしょうか。「音読」と「朗読」の違いを意識しながら読むというよりは,「音読」か「黙読」のどちらかでしょうか。私は,ほとんど「黙読」でした。

 しかし,先日あるコラムに刺激され,現在は「音読」を心がけています。「黙読」は目で文字を追いインプットするだけですが,「音読」はインプットだけでなく,声に出すというアウトプットも同時に行うので,脳に良い刺激を与え,認知症予防に大きな効果が期待できるというのです。

 子供たちにとって,認知症予防は関係の無いことですが,「脳に刺激を与え」ということに焦点を当てると,次の効果が期待できるそうです。

 

     〇記憶力が良くなる。     〇物事を早く考えることができる。

 

 また,「黙読」のときは読めない漢字はそのままにしてしまいがちですが,「音読」のときは読み飛ばさずに,何と読むか調べることになりそうです。さらに,「音読」から「朗読」に近づけようとすることで豊かな感性の涵養にも繋がります。

 

 補習授業校で学ぶ子供たちにとって,限られた時間内で日本語力を定着・発展させることは容易ではありません。ご家庭では,算数・数学,理科,社会の教科書を読むときにも,声に出して読むことをお薦めします。そのほか,漢字練習の時には声に出しながら書いてみてはいかがでしょうか。目で文字を認識し,声に出し,手を使う動作を加えることで,早くそして深く記憶することが期待できます。

 

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