アメリカ大リーグのドジャース、大谷翔平選手が前人未到の54本塁打・59盗塁に到達しました。この偉大な記録更新に、日本では連日トップニュースとして取り上げられ、大いに盛り上がっています。アメリカでは日本のように全てのメディアが取り上げているわけではないので、あさひ学園に通う子どもたちが、この快挙をどのように受け止めているのか気になるところですが、ロサンゼルス在住の日本人として、勇気や感動をもらっているのは確かだと思います。
こんな大谷選手の活躍ぶりを見ると、何でもできてしまう天才としてのスーパースターをイメージしてしまいがちですが、大谷選手についての関連記事を読むと、コツコツと努力を重ねる姿が浮かび上がってきます。
以前のある試合で、大谷選手が四球を選び、1塁に向かう途中にグラウンドに落ちているゴミをサッと拾い、ポケットに入れる姿がアメリカでも話題になりました。この行動の背景には、大谷選手の出身校である花巻東高校の佐々木監督からの「ゴミは人が落とした運だ。ゴミを拾うことは運を拾うこと、ゴミを拾うことで自分自身にツキを呼ぶ。そんな考え方をしなさい」という教えがあるそうです。
佐々木監督のもと、高校生だった大谷選手は最終目標を「ドラフト1位で8球団から指名される」と設定し、そのために必要な行動を洗い出し、日々コツコツとトレーニングに取り組んできました。実際に大谷選手が書いた目標達成シートを見ると、目標を真ん中にその周りに「体づくり」「コントロール」「キレ」などの一流選手が備えるべき能力を8つ挙げ、さらにそのための細かいトレーニングなど8つの具体的な行動が示されています。そこで、注目すべきは一流選手として備えるべき能力として、野球の技術面と同じように「人間性」「運」という項目が設定されていることです。そして、「人間性」に結び付ける行動として、「感性」「愛される人間」「計画性」「感謝」「継続力」「信頼される人間」「礼儀」「思いやり」、また「運」をつかむ行動として「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋そうじ」「審判への態度」「本を読む」「応援される人間になる」「プラス思考」「道具を大切にする」を挙げています。
あるインタビューで、大谷選手はこのように答えています。「試合に勝つか負けるかの微妙なラインは『人間性』や『運』などの微妙なところで左右されると思うので、常にそういった部分をしっかりやっていけば、大事な場面になった時に思い切ってやれるのではないかと思います。」まさに、自分の行動や態度によって、勝利を引き寄せようと、努力を続けてきたことを示すコメントではないでしょうか。
保護者の皆様。
本校はただいま安全管理強化中です。駐車場を含む
校舎・敷地内では保護者認証名札を必ず着用ください。
外部の方は職員室にて受付し、Visitor Passを着用ください。
保護者認証名札やVisitor Pass(スティッカー)を未着用の
方には、警備員・職員からお声がけします。