あさひ学園 - Asahi Gakuen

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あさひ学園便り

令和7年度のスタートにあたり

発行:
第463号    2025年4月5日
著者:
あさひ学園校長 西 克夫

 いよいよ本日より、新年度がスタートします。今年度の「教育目標」「めざす子ども像」「めざす教師像」「めざす学校像」等については、昨年度までと大きな変更はありませんが、父母の会が任意加入となったため、今まで使用していた『父母の会』という文言が『保護者』に統一されました。詳細につきましては、今月中に配信される「令和7(2025)年度 学校要覧」に記載されています。また、それに伴い「保護者心得」にあった当番活動も削除されましたので、併せてご確認いただければと思います。ただ、これからも保護者の方が学校に関与することは、子どもたちの教育環境を支える上で重要な意味を持ちます。学校との情報共有や家庭学習支援、行事のサポートや見守りなど、保護者が果たす役割は多岐にわたりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

 

 話は変わりますが、先月LAマラソンがドジャースタジアムをスタート会場にして行われました。昨年度のLAマラソンでは、指導主事と一緒に給水ボランティアとしてお手伝いをしましたが、その時に「来年はランナーとして出場したい」という思いが生じました。そこで今回は選手として、参加することにしました。私自身、マラソンに取り組むようになったのは50歳を過ぎてからで、通算7回程完走をしています。しかし、訪米してから2年間、日本にいる時のような十分な練習が積めなかったので、走る前に今まで以上の不安がありました。マラソン当日のスタート後、その予想は的中しました。最初の10㎞ぐらいは何とか順調なペースで走れましたが、15㎞ぐらいを過ぎたあたりから膝や太腿が痛くなり、中間となる20㎞地点では激痛となって思うように足が前に進まなくなりました。そのため、走っては歩き、また走るというような形を繰り返しながら、途中で挫けそうになる瞬間もありました。しかし、そのたびに沿道から届く励ましの声や、応援してくれる人たちの姿が心の支えとなり、一歩一歩前へ進む力を与えてくれました。そして、記録は自己ベストより1時間以上遅かったものの、なんとか制限時間内に完走することができました。

 

 この体験を通じて、改めて「応援の持つ影響力」と「挑戦することの意義」を実感しました。きっと、多くの方からの応援がなければきっと棄権をしていたのではないかと思います。また、何かに挑戦するには困難がつきものですが、それを乗り越える過程で得られる達成感は格別です。そして、自分を支えてくれる人々の存在が、どれほど力強いものかを感じることができました。

 

 今日から令和7年度(42日間)の子どもたち一人ひとりの挑戦が スタートします。きっと、現地校との兼ね合いや宿題などで思うようにいかず、困難に直面することがあるかと思います。そんな時に、私たち周りの大人がどのような形でサポートできるかがカギになります。どんなに小さな一歩でも、それが未来への大きな一歩になると信じ、子どもたちがそれぞれの道を一歩ずつ進んでいく姿を見守り、応援していきましょう!

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