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あさひ学園便り

子どもたちの「学びの保障」への考え方

発行:
第422号    2021年7月3日
著者:
あさひ学園校長 平居 繁和

 オリンピック開催まで1か月を切った日本では、まだまだ感染への警戒が必要な状態です。そんな中で日本が行ってきた教育に対する対応はどうだったのでしょうか。

 

 昨年の4・5月は日本でも休校にしていました。6月からは徐々に通常の授業が行われてきています。その5月に日本の教育での対応の考え方が示されています。

 

新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動等の実施における「学びの保障」の方向性等について(通知)(令和2年5月15日)

 

 新型コロナウイルス感染症については、今なお警戒が必要な状況 にあります。こうした中でも、持続的に児童生徒等の教育を受ける権利を保障していくため、学校における感染及びその拡大のリスクを 可能な限り低減した上で、学校運営を継続していく必要があります。

 

 さらに、学校の新しい様式として示された考え方により学校が開かれ続けている状態です。学校における新型コロナウイルス感染症 に関する衛生管理マニュアル ~「学校の新しい生活様式」~

 

 緊急事態措置の対象から外れた地域も含め、学校における感染拡大のリスクがなくなるものではなく、引き続き万全の感染症対策を講じていただく必要がありますが、同時に社会全体が、長期間にわたり、この新型コロナウイルス感染症とともに生きていかなければならないという認識に立ちつつ、子どもたちの健やかな学びを保障することとの両立を図っていくことが重要です。

 

 本通知は、学校教育が協働的な学び合いの中で行われる特質を持つことに鑑み、授業時数の確保に努めることは当然のこととして、学校行事等も含めた学校教育ならではの学びを大事にしながら教育活動を進めていくことが大切であることを踏まえ、感染症対策を講じながら最大限子どもたちの健やかな学びを保障することを目指して、取組の方向性を示すものです。

 

 日本では子どもたちの「学びの保障」とは、感染症対策をすることと学校という場での学びをすることとの両立を目指すという考え方で進めてきました。この考え方により、昨年の6月から今も子どもたちは学校で学んでいます。

 

 6月15日カリフォルニア州政府は、経済を全面再開させ、新型コロナウイルス感染拡大に伴う入店制限や物理的な距離の確保などを原則的に解除しました。このことによりあさひ学園の開校へも大きく前進できるものと期待しているところです。

 

 保護者の皆様には、今後の開校への動きが少しでもお知らせできるように、開校プロジェクト(理事会より設置された開校への検討チーム)の進捗状況をできる範囲で少しずつ、メールでお知らせしていきたいと考えています。開校までには、皆様のご理解とご協力が必要です。どうぞよろしくお願いします。

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