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あさひ学園便り

小学校新学習指導要領完全実施に対する対応ついて(2)

発行:
第408号    2020年3月7日
著者:
あさひ学園校長 小川 雅弘

 あさひ学園を卒園・卒業する皆さん,卒園・卒業おめでとうございます。高等部の卒業生の中には 幼稚部から12年間あさひ学園に通っているという生徒もいるかも知れません。学年が進むにつれ,学 習内容が難しくなるとともに,家庭学習(宿題等)の取組も時間がかかるようになり,授業に向けた 準備など大変だったと思います。本当によく頑張りました。きちんと時間の管理ができるようになっ た証ですね。ここまであさひ学園での学習を続けてきたことに対して自信を持ってほしいと思います。


 さて,令和元年度もいよいよ終了を迎えようとしています。入学式に始まり,保育学習参観,個別 懇談,運動会,茶話会など,たくさんの行事や日々の教育活動で皆様から多くの御協力をいただきま した。特に今年は創立50周年ということで,サンゲーブル校で4校合同運動会を実施しました。サン ゲーブル校の父母の会の皆様には安全当番として大変御活躍をいただきました。また,それ以外の学 校の皆様には遠いところからの参加ということで御迷惑をおかけしましたが,1300名の園児・児童生 徒が一堂に集まった運動会は活気に満ちた大変素晴らしいものになりました。これも皆様のおかげで す。本当にありがとうございました。来年度につきましても,変わらぬ御支援と御厚情をお願いいた します。


 続いては,小学校学習指導要領完全実施についての追加情報です。前号では(2)教科書が変わる (2)評価の観点(家庭連絡簿の観点)が変わる (3)学期が変わる についてお知らせしました。 今回は以下の2点です。

 

(4)副教材が変わる

教科書が全面的に入れ替わることになりましたので,それに伴い,副教材の見直しをはかりました。 今まであった副教材よりも,より新学習指導要領の主旨にあったもの,また,補習校に通う児童にと って取り組みやすいものを選びました。前後期制に変わることに伴い,前後期制用に編集された副教 材を使用しますので,配布時期は4月,10月の2回になります。

 

(5)中学校1・2年生社会科の進め方が変わる

今年度の中学1年生から地理的分野と歴史的分野(以下,地理,歴史と略す)を両方とも学習し, 中学2年生までそれを続ける形に変えます。単元の切れ目などで地理と歴史の学習を何度か入れ替え ます。現在日本の中学校ではこの形(π型)が採られており,中学1年生の4月に地理と歴史の教科 書が両方とも配られるのはそのためです。今まであさひ学園では中学1年生で地理,中学2年生で歴 史を学習していたため,実力テスト等において日本の全国平均との比較ができない現状がありました。 この変更により,そのことが解消されます。


  最後に1月に実施した小学部の標準学力検査の結果についてお知らせします。個人の結果について は2月22日に配布されました。学校集計シートを見て感じたことは,小学2年生までの国語と算数 は全国平均と比べ大きな開きはないものの,小学3年以降の国語の力が弱く,特に「読み」や「書 き」の力が弱いということでした。小学3年生以降も日頃から「声に出して意味を考えながら読む」 ことや「自分の考えを文章に表す」ことが大切であると感じました。あさひ学園においても,今後, さらなる日本語力の改善が図れるよう,取組を進めてまいりたいと思います。

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