あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

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あさひ学園便り

新年度のスタートにあたり

発行:
第387号    2018年4月14日
著者:
あさひ学園校長 小川 雅弘

 本日より新しい年度がスタートします。3月で大内校長と二宮指導主事が退任され,代わって私と武田指導主事が着任しました。まだ,当地に到着したばかりで慣れないこともありますが,やるべきことをきちんと進めてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

 

 さて,日本の小学校では本年度から学習の内容等が少し変化します。一つは外国語活動の時間の増加です。昨年度までは5・6年生で35時間ありましたが,今年度から15時間増えて50時間となりました。また,3・4年生でも15時間の外国語活動が始まります。これらは2年後に5・6年生で外国語(英語)科が週2時限,3・4年生でも外国語活動が週1時限導入される移行措置として実施されるものです。日本の教育がグローバル人材の育成に力を入れてきた証だと言えます。

 

 二つ目は特別の教科道徳が実施されることです。時間数は今までの道徳の時間と同じ週1時限ですが,教科書を使って指導することと評価をすることが以前との大きな違いです。これまで道徳教育は道徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うとされ,副読本等を使ったりしながら指導してきました。また,道徳としての評価も特にありませんでした。それが特別な教科となり,各社から教科書が発行され,各教育委員会が選定した教科書を使って指導し,文章表記ではありますが評価がなされるようになりました。いじめ等の問題の解決,日本人としてのアイデンティティを高めることなど,心の教育にも本格的に取り組もうとする姿勢がうかがえます。日本人の勤勉さやルールを守る姿等については世界でも高く評価されているところであり,その背景には日本の道徳教育が関係しているのではないかと各国の教育関係者から注目されているのも事実です。

 

 補習授業校ではもちろん外国語活動や特別の教科道徳の授業はありません。しかし,外国で日本の教育を学ぶ補習授業校の児童生徒はまさにグローバル人材の最たるものですし,また評価の高い日本の教育を学ぶ者として世界から注目される人材であるとも言えます。補習授業校で学ぶ意味はそういったところにもあると感じます。

 

 ご存じのとおり,補習授業校の目的は「再び日本の学校で勉強するための学習と生活の基礎基本を身につけること」です。日本の教育の動向に注目することは補習授業校で学ぶ児童生徒・保護者にとっても大切なことだと考えています。今回は外国語活動と道徳のことだけでしたが,今後も新学習指導要領の内容等について発信していきたいと思います。

 

 なお,本校の「めざす子ども像」,「めざす教師像」,「めざす学校像」については,昨年度と変わりません。また,運営管理組織図や目的・目標・教育方針等についての詳細につきましては,4月14日に「平成30(2018)年度 学校要覧」を配布いたしますので,ご確認ください。特に「児童生徒心得」「保護者心得」等については,4月当初に確認すべき事項等が記載されておりますので,必ずご一読いただきますようお願い申し上げます。

 

 最後に,補習授業校での最初の一歩は日本語で話すことです。各校での休み時間や教室移動の際に,子供たちの会話が英語で交わされている場面があると大内前校長から聞いています。私たち教職員も今まで以上に,「日本語で話そう!」「土曜日は日本語のスイッチをONにしよう!」と積極的に働きかけていきますので,ご家庭でもご協力をお願いいたします。

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