あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
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あさひ学園便り

あさひの宿題

発行:
第386号    2018年3月6日
著者:
あさひ学園校長 大内 富夫

 「おはよう!」「おはようございます。」「宿題,全部終わった?」「うん,終わったよ!」土曜の朝は,元気に登校してくる子供たちとちょっと疲れ気味に登校してくる子供たちと,様々です。しかし,子供たちは「宿題は全部やったよ!」と誇らしげに返事をしてくれます。

 

 毎土曜の朝,すべての教室の前に宿題として課されたドリルなどが提出されます。この繰り返しが,家庭学習が50%,教室学習が50%,合わせて100%の学習となり,確かな学力の定着につながっていきます。「50+50=100」

 

 宿題が提出されなければ50%に満たない,教室学習への参加意欲が低ければ50%に満たない,これでは100%にはなりません。あさひの宿題の意義を,時折,ご家庭で再確認することが大切です。

 

 先週,ある教室に入ってみると国語の授業が行われていました。調べてきたことを基にして授業が進められていました。ほとんどの子供たちは,発表したり,まとめたり,と積極的に参加していました。しかし,3~4名の子供たちは戸惑っている様子でした。机上を覗いてみると,調べてくるべき事が(宿題プリント),白紙の状態です。

 

 これでは,授業に効果的に参加することはできません。時には,教室学習と家庭学習は50%と50%の足し算ではなく,かけ算になることもあります。もちろん調べてこなかった子供たちは,その授業では,大切なことを得ることができなかったようです。「50×0」になってしまったかもしれません。せっかく,授業に臨んでいるのにもったいないことです。

 

 先月,宿題に関するアンケート調査を実施させていただきました。現時点では,保護者の回答率が44%,該当する子供たちの回答率は22%と,低いものでした。多くのご家庭,子供たちの回答を基に,家庭での学習の実態を正確に把握することが難しい状況です。一年間かけて本校の実態に合った効果的な宿題のあり方を検討し,再来年度に反映させていきます。ご協力の程よろしくお願いいたします。

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