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あさひ学園便り

宿題アンケート・教育活動アンケート

発行:
第390号    2018年7月7日
著者:
あさひ学園校長 小川 雅弘

 昨年度末の宿題アンケートならびに第1回保育学習参観の際の教育活動アンケートにご協力いただき,誠にありがとうございました。今日はそれらの結果について報告させていただきます。

 宿題アンケート結果については9ページのレポートにまとめ,6月30日付けで本校のウェッブページにアップさせていただきました。

 

  https://www.asahigakuen.com/parents/20180630_shukudai.pdf

 

 結果をグラフにしたものや質問項目別に児童生徒・保護者の結果を文章でまとめたもの,この結果を検討した教務検討会議での意見なども含めそこに記載されていますが,ここでは,アンケート結果をうけて検討した宿題に関する今後の方向性のみ,示させていただきます。

 

<宿題に関する今後の方向性>

 

・本校における宿題の在り方等については,レポートの3 の(2)(3)の意見にあるように,多くの児童生徒や保護者の方に理解をいただいていると判断し,現行の宿題のやり方を継続することとします。

 

・児童生徒の宿題への負担感を軽減するため,宿題の定量化やパターン化を進めていきます。そのため,宿題の作り方・出し方等に関する教員研修を今年度(2018年度)後半で実施します。

 

・ドリル,ワークブック,副教材等については,新学習指導要領の実施を踏まえ,より良いものを採用するための検討を始めます。小学部では新学習指導要領が実施される2020年度を,中学部では2021年度を目途に,新たに検討したドリル,ワークブック,副教材等を採用します。

 

・宿題の確認をボランティアに依頼することについては,協力していただけそうな方が少ないこと,また,児童生徒の個人情報保持に関する方策が現段階では十分に明らかになっていないことから,見送ることとします。

 

・宿題のオンライン化については,今回の調査結果からも,「取り入れない」,または条件付きで「取り入れる」という意見が多く,現段階で導入を判断することは難しいです。導入するかどうかについては,今後,日本やアメリカの教育の動向を踏まえ,慎重に検討していくべきであると考えます。

 

 教育活動アンケートについては,グラフにまとめました。設問項目は9つです。

 

questions

 

 どの項目も「3」よりも高い評価をいただきました。最も評価の高い項目は,「問3 友だちと仲良く過ごしている。」でした。週に1回という授業日ですが,よりよい人間関係づくりをしていることがうかがえます。また,「問4 健康や安全に気をつけて生活している。「問5 宿題など,最後まであきらめないでやり遂げている」「問6 父母の会と協力し,充実した行事が行われている」も次いで高い評価をいただきました。

 

 一方,最も評価の低い項目は「問2 友だちと自分の考えを交流し合い,学びを深めている」でした。昨年度から「学び合い」の形態を積極的に取り入れた学習指導を進めていますが,まだまだ努力が必要です。さらに質の高い「学び合い」について,しっかりと研修や実践を積み重ねていきます。その他,「問1 積極的に授業に参加している」「問8 校内では,気持ちの良いあいさつが交わされている」が次いで低い評価だったのが残念です。特にあいさつについては,社会生活を営む上で最も基本となるものです。学習指導と並行して,教職員と保護者がお手本となり,しっかりとあいさつができる子どもを育てていきたいと思います。

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