あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

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あさひ学園便り

休み時間の子供たち

発行:
第382号    2017年11月4日
著者:
あさひ学園校長 大内 富夫

 先日,各校において運動会が行われました。子供たちが,競技に係活動にと大活躍したことは勿論のこと,父母の会及び保護者の皆様のご声援・ご協力により,思い出に残る素晴らしい行事となりました。心より感謝申し上げます。また今年度より,開会の言葉や閉会の言葉も子供たちが担当しました。いかがだったでしょうか。

 

 さて,保護者の皆さん,子供たちは休憩時間や昼休みをどのように過ごしているのかご存じでしょうか。今回は,ある日の休み時間の様子をご紹介します。下の写真の左から,バスケットボールを楽しむ子供たち,きちんと順番を守りながら真剣にフリースローの練習をしています。その右側は何度も何度も美しい側転を見せてくれ,まるで体操選手のようです。その右側は「ダルマさんが,,,転んだ!」と言いながらみんな楽しく遊んでいます。一番右側の写真は「手遊び」,私も『アルプスいちまんじゃ~く~,』と昔を思い出しながら仲間に入れてもらいました。

 

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 その様な楽しい休み時間ですが,最近ちょっと気になるのが『英語が飛び交っている』ことです。つい先日,英語で話していた小学生に「日本語で話そう」と声をかけると,“What?”の返事。そこで「せっかく,補習授業校に通っているのだから」と話をすると,“校長先生,ここは自由の国アメリカだよ。だから,英語でいいんだよ!”さらに,学校内の英語で書かれたポスターの文字を指さしながら“あれも英語,あそこも英語で書いてあるでしょう”と英語で答えてきました。

 

 休み時間の自由な時間帯ですから,子供たちは自然に英語が出てきてしまうことも十分理解できます。しかし,とても「もったいない」ことです。どうぞ,「休日である土曜日に,なぜ,あさひ学園で学ぶのか」について,ご家庭でも話し合ってみてください。

 

 お子さんによっては,意識して日本語で話そうとするのは,ちょっと窮屈なことかもしれません。けれど,その小さな努力の積み重ねが「大切な能力」として定着していきます。「あさひ学園で学ぶ」という目的を達成する方法は,「授業に真剣に取り組む」ことや「宿題を頑張る」ことだけでなく,この様な身近なところにもあるのではないでしょうか。

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