あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
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あさひ学園便り

目的←目標←具体策

発行:
第380号    2017年9月2日
著者:
あさひ学園校長 大内 富夫

 「4月に立てた今年度の目標を,覚えている人は手を挙げてください!」と,1学期の終業式に子供たちに尋ねたところ,なんと,「は~い!」と手が挙がったのは,わずか5%未満でした。毎日毎日一生懸命に生活することは勿論大切なことですが,いったい自分は,何のために,どこに向かって頑張っているのか,時折,確かめることも重要ではないでしょうか。

 2学期の初めにあたり,お子さんの立てた今年度の目標についてご家庭で是非,話題にしてみてください。その際,再度,補習授業校で学ぶ目的,目的に近づくために立てた目標,目標を達成するための具体策はしっかり行われているか否かもご確認してはいかがでしょうか。

 

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 子供たちは目的についてじっくりと考える,あるいはしっかりと認識する機会は少ないと思われます。毎週土曜日に,なぜ,あさひ学園で学ぶのか,ご家庭で,時折,確認しあうことはとても大切なことです(目的は,ご家庭によってやや違いがあるかもしれません)。ゴールがよく分からないまま走り続けていては,知らず知らずのうちにストレスが溜まってきてしまいます。

 子供たちは「〇〇が出来るようになりたい」「〇〇を頑張る」と,目標を明確にすることは出来ますが,一番大切な具体策を自分で立てることは,やや苦手のようです。では,具体策の立て方について,一例を紹介します。

 まず,具体策として目標を達成するために「やるべき事」を,左の図のように最低でも4つ(①~④)決めます。右の図のように8つ(①~⑧)決めれば,目標は必ず達成できます。

 

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 「やるべき事」が4~8つも考えられないときは,関連するかなと思われる事でもOKです。例えば,「〇時には,必ず寝る」「ハイ,と必ず返事をする」などです。それでも思いつかない場合は,現在やっている事で,止めた方が良い事「〇○をしない」「〇○は30分間にする」でもOKです。

 次に,決めた4~8つのことは,1ヶ月間は例外無しで実践します。ちょっと苦しいときもありますが,継続することにより,それは習慣となり,目標は必ず達成できます。目標と具体策は,家の中に貼っておくのもよいですね。

 

 

 

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