あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

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あさひ学園便り

2学期の初めにあたり

発行:
第369号    2016年9月3日
著者:
あさひ学園校長 大内 富夫

 「おはようございま~す!」と,両手にたくさんの提出物を持ちながら,子供たちは元気に登校してきました。日本での体験入学の子供たちも戻ってきましたので,教室内は活気に満ちあふれています。

 

 さて,ここに,あるお子さんのお弁当(写真)を紹介します。

 

lunch

 

 私が「何これ? おもしろいお弁当だね。」と尋ねると,「この漢字が覚えにくかったので,,,でも,もう書けるようになったよ!」と答えてくれました。きっと,お母さんが『頑張って覚えてね!』という思いを込めて作ってくれたのでしょう。目で見て食して感じて,これなら絶対覚えられないはずがありません。

 言うまでも無く,文部科学省のホームページにも,【補習授業校の特徴】の中に,家庭学習と教室学習とが総合されて学習目標が達成されると明記されています。勿論ご家庭では,毎週出題される家庭学習(宿題)に取り組む子供たちに,指導や助言,そして確認を根気よく続けていると理解しています。しかし,このお弁当を見て,ご家庭では子供の実態に合わせて様々な工夫をしていることに驚きました。

 学校(教師)も,わかる授業を目指して展開するだけでなく,子供一人一人のやる気を育て,確かな学力を定着させるための工夫を,もっともっとすべきであると痛感させられました。

 

 さて,夏休み中,各ご家庭では様々なスタイル及び言語環境の中で時間を過ごされた事と思われますが,ここで2学期の初めにあたり,補習授業校に通学する目的でもある「帰国後スムーズに適応する条件」を再度確認したいと思います。

 

1,補習授業校の勉強をしっかりやること

2,家庭内では日本語を使うこと 

3,日本語の本を読むこと      

             【文部科学省HP:補習授業校の特徴より】        
 

※ 日本語の本を読むときは,声に出して読むことをお勧めします。脳の活性化にも繋がるといわれています。

 

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