初めまして。私にはもう一つ名前があります“かえる先生”です。なぜ“かえる先生”かと 言うと、それは私の名前からきました。かおる子→かえるの子→かえるとなりました。さてさて―このかわいい天使たちと どのような話し方で、どのような語尾を使って話をしたら いいのだろうか・・・。「〜してください。」じゃないな「〜しようね。」でもないな、ウムウム―これがあさひ学園1年生担任の最初の日でした。
日本の学校、そして二ューヨーク補習校では、小学部の中学年・高学年を中心に教えました。
私には子供がなく、それに私の周りにも、小さな子供はいなかったのです。このかわいい一年生の子供たちとどのように接したらよいのか、戸惑いました。もう、ずいぶん昔のことになります。
低学年の子供を教えるのには“忍耐と愛”。今までの経験で思ったことです。
低学年の学習の内容は、大人から見れば簡単で、普通の常識のことです。絵だけの教科書から始まり、ごくごく普通のあたりまえのことを教えます。だから、大人から見ればなぜこんなに簡単なことがわからないの?と、イライラして、問題を読んであげ、解説をしてあげてしまいます。すると、子供はあまり考えなくても答えが出せるようになります。でも、この時待つのです。「もう一度読んでみようネ。」「じょうずに読めたね。じゃあもう一度読んでみようネ。」と。子供に読ませ、考えさせるのです。毎日の生活の中で、まさにこれは“忍耐と愛”です。子供が 何度も読み、何度も読み、やっと自分で答えが出せた時には、涙が出るほどうれしくなります。その時はオーバーなぐらいほめてあげます。ほめることは、子供たちの力になります。(静かにしなさいと言うより、静かにしている子供をほめる方が早く静かになります。)(きれいな字だとほめると、クラスみんなの字がもっときれいになります。)
今は中学生になりましたが、小学1年生の時から6年間毎日日記を書いて持って来てくれた子がいます。大人でも毎日書くのは大変なことです。並大抵のことではありません。日本語で日記を書き続けたことで、その子は英語の文章力も上達し現地校で表彰されました。これこそ“継続は力なり”です。英語と日本語の中での勉強は大変ですが、二つの言語の勉強ができる環境にあることは、すばらしいことです。それに一週間に一回の授業で、日本の学校と同じ教科書を使い、同じような教育が受けられることも恵まれています。
あさひ学園のような補習校と、全日制の日本の学校との大きな違いは、明日の授業がないことです。今日言い忘れたら、明日言うことができません。ですから、その日の目標をしっかり把握して、授業に臨むように心がけています。
毎年、クリスマスカードを送ってくれる子がいます。(中には日本からのもあります。) 子供たちの成長がうれしいです。教師になってよかった。と思う反面 この子供たちの人生のほんの少しのページにも、何らかの影響を及ぼしているのだから、しっかり取り組まなければ・・・と改めて思います。
今年度は、長い間お世話になったサンゲーブル校からトーランス校へと変わり、主事補として勤めています。主事補の仕事は主事を補佐し、いろいろな校務を遂行します。今までとは違った視点と立場から、どのような貢献ができるか、意欲的に取り組んでいきたいと思っています。主事の先生、もう1人の主事補の先生や他の先生方に助けられ、何とかこなしています。そして、今年度の教科担当は一年生の学習教室です。あさひ学園での仕事は、主事補でも、担任でも、最終的にはみんな子供たちに返って行く仕事だから、と思うとまた頑張る力がわいてきます。
これからもよろしくお願いします。
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