学園生活
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先生の紹介 大田 禎子
サンゲーブル校 小3年主任 大田 禎子

 あさひ学園での勤務の始まりはトーレンス校。その後、パサデナ校で10年、サンゲーブル校で9年、中学部の国語を担当してきました。今年度はサンゲーブル校で小学校3年生を担当しています。長年の中学生とのお付き合いもそれなりに楽しいものでしたが、「かわいい」小学生との日々は新鮮な驚きでいっぱいです。

 子供たちの「知的好奇心をくすぐる」ことを授業の導入として大切にしています。算数では、重さを量ったり、長さを測ったりしました。国語では、様々な大豆製品を実際に手に取り確かめました。実体験を通しての授業から「どうして?」、「不思議だね。」、「あっ、わかった。」と言う子供たちの声が上がります。そこから、正しい知識を吸収させるべく、何故そうなるのかを説明しています。次か次への子供たちの質問に脱線することもしばしば。毎週、用意をした教材のお楽しみ袋を持ち、まるで「難民」のような荷物で出勤しています。

 アメリカに住んでいて、日本の学校と同じような教育が受けられると言う恩恵は計り知れないものがあります。長年、生徒たちと触れ合う中で、彼らの2言語環境での有利なこと、不利なことも少しは分かるようになりました。英語で会話をしているときの脳は英語の思考回路、日本語のときは日本語での思考回路になっているものです。言語は決して聞く、話す、読む、書くことだけの手段ではなく、「思考」するという最も人間にとって重要な役割を果たしています。思考する際の各々の言語のスイッチが迅速に、且つ、的確に切りかえられてこそ「バイリンガル」です。

 よく、2言語を学んでいるのだから大変だと言う声を聞きます。しかし、広く世界に目を向ければ、2言語、3言語を操る人はたくさんいます。特に、移民の国、アメリカは他国の言語・文化を持つ人々の集まりです。英語と日本語の2ヶ国語ぐらいでおたおたしてはいられません。

確かな2言語力と豊かな知識を駆使して、子供たちは大きな世界で羽ばたく機会をあさひ学園で準備しているのです。正しい日本語、美しい日本語で思考することができるための手助けをしたいと思っています。

私事ですが、あさひでお世話になった2人の息子たちも社会人としてそれぞれの道に進みました。多くの先生方、友人に恵まれ、2言語を使いこなせる故の楽しさを享受させていただいています。

 
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