この度,文部科学省派遣教員の人事異動によりまして,校長を拝命しました秋山浩一です。昨年度までの2年間は,教頭として本校の教育に携わっておりました。この経験を生かし,本校の発展のために,微力ながら尽力したいと考えております。どうぞよろしくお願いします。 4月7日,新年度の始業式を迎えたみなさん,保護者の皆様,進級おめでとうございます。また,本日,入園・入学式を迎えたみなさん,保護者の皆様,ご入園・ご入学おめでとうございます。あさひ学園教職員はもとより,関係者一同心よりお祝い申し上げます。 さて,本校では,国際社会に生きる日本人としてのアイデンティティを培い,知性と徳性を備え,心身ともに健康で調和のとれた,人間性豊かな子どもの育成を図ることを目標にしています。そのために,日本の教科書を使用し,文部科学省の告示した学習指導要領に合わせた授業を日本語で行うことで,国語,算数(数学)等の教科の学力伸長を図っています。ただ,授業が週1日(年間44日)という時間的制約を考慮して,家庭学習を組み入れた一貫性のある授業計画のもとで教科指導を行っています。さらに,運動会等の学校行事を通して,できるだけ日本の子どもと同じような学校生活を体験しながら,同様の生活態度を養うように努めています。私は,この2年間,本校の子どもたちや保護者の皆様と接する中で,補習授業校の存在の大きさ,補習授業校の持つ可能性等を肌で感じてまいりました。現地校との両立を目指しがんばる子どもたちの姿や,それを支える保護者の皆様のご努力に対し,心から敬意を表したいと思います。 平成19(2007)年度の始まりに際しまして,保護者の皆様に特に以下の3点をお願いしたいと思います。補習授業校の「補習」とは,家庭学習に対する補習という意味もございます。補習授業校におきましては,よく「家庭は第2の学校であり,保護者は第2の担任である。」と言われています。学習内容がお子様に定着するためには,ご家庭での保護者の皆様の役割が大変重要になりますので,補習授業校の基本的方針について,ご理解いただき,今後いっそうのご協力をお願いします。 @お子様に,本校で学ぶ目的意識を持たせてください。毎週,土曜日に本校へ通い,日本語環境の中で,国語,算数(数学)等の教科を学び,学校行事を体験し,友だちと語り,人間関係を築くことは大事なことです。お子様と話し合い,励ましながら,目的意識を育てていただきたいと思います。 Aお子様を励ましながら,家庭学習(宿題)に取り組んでください。 本校で行う年間44日の授業だけでは,目指す学力を身に付けさせることは難しいのが現実です。そこで,必要となるのが家庭学習です。家庭学習(宿題)のねらいには,学習した内容を定着させることと,次週の学習への準備をすることの2つがあります。補習授業校に通い初期の目的を達成するために,ぜひ保護者の皆様のご協力をお願いします。 Bご家庭では日本語を使う機会を,意図的に増やしてください。 保護者の皆様が,お子様に対して,日本語による話しかけや本の読み聞かせをすることや,お子様が音読するのを聞いてあげたり,書いた文章を見てあげたりすることは,家庭での日本語環境を整えることになります。このことは,お子様に,日本語による思考力や日本的感覚を形成・発展させることに大きな効果があります。