あさひ学園 - Asahi Gakuen文科省・外務省支援
ロサンゼルス補習授業校

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あさひ学園便り

豊かな感性と行動力

発行:
第367号    2016年6月4日
著者:
あさひ学園校長 大内 富夫

 「先生,このような企画をしていただき,ありがとうございました。私たち親子は『何かしてあげたい』という思いで,いっぱいでしたので,,,。」 これは,「熊本地震 義援金箱」に義援金を入れてくださった,あるお母さんからいただいた言葉です。私たち教師は,子供たちが身近に困っている人がいたときに,「かわいそう」とか「辛いだろうな」,と感じるだけではなく,「どうしたら良いのかな,何かできないかな」と考え,自分のできる範囲で実行に移せる人間に育って欲しいと願っています。

 

 サンタモニカ校,サンゲーブル校,トーランス校,オレンジ校の職員室に置かれた義援金箱には,たくさんのコインや紙幣が入っており,箱を開けて金額を確認すると一つ一つのコイン,一枚一枚の紙幣から,子供たちの優しい心と被災された方々を勇気づける力強いメッセージが伝わってきました。今回の義援金活動を通して『子供たちの心の中にある,豊かな感性と行動力の「種」は,芽を出し,少しずつ少しずつ成長し続けている』と実感し,感動を覚えました。子供たちの,思いや願いは,被災された方々の心に必ず届くものと信じております。なお,保護者の皆様のご支援も含めて4校の義援金の総額は,096.11ドル(USD=1,953.57+日本円=15,537円)となり,5月26日に熊本県知事宛に“Students of Asahi Gakuen, Los Angeles Japanese School”名で送金いたしました。ご協力,誠にありがとうございました。

 

 さて,去る5月28日には4校一斉に地震・火災を想定した避難訓練が実施されました。子供たちは,とても真剣に取り組み,避難指示が出されてから,4校のすべての子供たちの安全が確認され,在ロサンゼルス総領事館への報告まで16分13秒という短い時間で行うことができました。ここロサンゼルスも,いつ大きな地震災害が発生するかもしれない地域です。ご家庭においても,「もし,大きな地震になったら?」について,話し合っておきましょう。

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