卒業生・同窓生便り
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文化の架け橋:あさひ学園
園山佐和子さん

あさひの思い出
私は新潟県で生まれましたが高校卒業までほとんどオレンジ郡で育ちました。 小学校、中学校の9年間をあさひ学園オレンジ校に通いましたが、英語が良く分からない時はアメリカの学校に通うのにくらべて、あさひは安心でした。しかし、少しずつ私の英語が上達し、どんどん性格もアメリカナイズされるにつれ、私のあさひ学園に対する態度も変化しました。みんな土曜日は遊んでいるのに、どうして宿題が二つもあるのか? なぜ同じ数学を二回も習わなければいけないのか? 高校のスポーツとの両立が難しくなるたびにあさひに通うのが難しくなりましたが、卒業まであと少しと頑張り続けました。中学卒業式、私はやっとあさひ学園が終わると晴れ晴れすると思いました。しかし、驚いたことに感動の涙があふれました。あさひ学園は私が思った以上、深い経験だったということでした。

スペイン留学
カリフォルニア大学バークレー校では人類文化学と数学を勉強しました。バークレーですごした四年間はどれもとても素晴らしかったけれども、私の一番の思い出は1年間のスペイン留学です。カリフォルニアでとても便利なスペイン語をマスターするために留学を決意しまいした。1年間スペイン語で話し、スペインの文化を習いました。スペイン人、イタリア人、ドイツ人とルームシェアをしたり、スペイン語で授業をとり、毎日が難しくて楽しい発見ばかりでした。たくさん新しいことを学びましたが、一番大事なレッスンは自分自身が日系人だと理解できたことでしょう。

周りにアジア人がたくさんいるカリフォルニで育ちましたので、自分が何人なのか深く考える機会はありませんでした。ヨーロッパでは、アジア人の数がとても少なく、アジア人が長く滞在したり、日系人などというコンセプトはまだないように感じました。だから 出身地を聞かれるたびに戸惑いました。私が完璧に日本人に見えるが英語を自由に話す。スペイン人にとっては、私は日本人かアメリカ人かとはっきりしてほしいということでしょうか。自分の存在をここまで厳しく聞かれたのは初めてで、おかげで自分はやはりもう日系人なのだ、と理解して、それがアメリカ人になろうという決意につながりました。

桜の女王
スペイン留学からもどり、自分の中の新しい日系人を見つけ、私は日系コミュニティーで活動したいと思いました。それで北カリフォルニア桜の女王プログラムに参加しました。2007年桜の女王として、私はサンフランシスコ日本町の代表者としていろいろなボランティア活動に励みました。北カリフォルニアの桜の親善大使として、ロスアンジェルス二世ウイーク祭り、ホノルルの桜祭り、シアトルの日系コミュニティー奨学金プログラムを訪問しました。一番の思い出は、両親と一緒にサンフランシスコの姉妹都市、大阪に行き、御堂筋祭りに参加したことです。

桜の女王としての1年間、私は日本人として一番大事な心得、感謝の気持ちをあらためて、深く学ぶことができました。自分の家族やともだち、コミュニティー、そして日本文化に対する感謝と約束のおかげで、桜祭りはなりたちます。そのような日本文化を愛する日系人コミュニティーに出会えたことを心から感謝しています。

さらに、私の桜の女王の経験を私の両親、日本の親戚にも分かち合える事ができたことをを誇りに思います。私の両親がアメリカで生活しようと決意したこと、それでも子供たちに日本語を教えようと努力してくれたおかげで私は日本、アメリカの両文化を味わえました。私の両親が私をこう育ててくれたから、桜の女王になれたといえるでしょう。私の桜の女王としての仕事は北カリフォルニアのコミュニティーが中心でしたが、それ以上に日本にいる親戚とアメリカに居る家族との間の架け橋になれたことを誇りに思います。

そして今、あらためてあさひ学園に通ったことを感謝しています。日本語と同時に、日米文化の違いを幼いころからずっと感じてきたおかげで、今日の私がいます。

国際教育
日本、アメリカ、スペインの文化に触れ、私は国際的な仕事がしたいと自然に思うようになりました。とくにあさひ学園や、スペインの大学に通い、違った教育システム、留学などに興味を持ち、国際教育に目覚めました。今わたしは、国際教育協会という非営利団体で働いてます。世界中の生徒たちの奨学金を運営して、生徒たちを助けていることを誇りに思います。将来は国際教育か国際トレーニングの修士号をとりたいと思います。南米にわたりスペイン語を使いたいとも思います。世界中どこにいても、日本人の代表だと自負し、日本語を話し、日本文化を教えて、世界の人をつなげられるグローバルな人間でありたいと思います。

あさひ学園のみなさんへ
あさひ学園のみなさんへ。短いアメリカ生活でも、永住のひとでも、あさひを楽しんでください。両立がともても難しい気持ちはよく分かります。でもあなたがたは日本語と英語を話せて、ふたつの全く異なる文化を自分のものにする才能があると思います。その柔軟性をもって、このどんどんグローバル化されている世界の理解者、活動家、指導者になってください。心より応援しています。

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